【ニュース】 関西電力、黒部ダム・関電トンネル内で運行してきたトロリーバスの営業を今シーズンで終了、「ラストイヤーキャンペーン」を実施 長野県大町市

2018.04.11
関西電力株式会社(大阪市北区、岩根茂樹社長)は、昭和39年8月1日より黒部ダムの関電トンネル(長野県大町市~富山県立山町)で運行してきたトロリーバスの営業を今シーズンで終了、平成31年4月の営業開始以降は電気バスに変更する。

トロリーバスの運行最終年となる今年は、4月15日~11月30日までの期間、「トロバスラストイヤーキャンペーン」を実施し、各種イベント等を開催するという。
また今年は、映画「黒部の太陽」上映50周年にあたることから、大町市の協力により、黒部ダムや大町市街等で映画の撮影セットレプリカや映画にまつわる品々の展示等も行うとしている。

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トロリーバスとは、道路の上に張られた架線から電気を集電し、動力源とするバスのこと。
見た目にはバスだが、無軌条電車とも呼ばれ、法律上は鉄道の扱いになるという。

「トロバスラストイヤーキャンペーン」では期間中、トロバスラストイヤーのロゴマーク等を配したラッピングトロバスを運行するほか、記念乗車券や記念乗車券レプリカセットなどを販売、トロバスカードの配布などを行う。
その他、7月28日・9月29日には「トロバス・ロープウェイ車庫見学会」を、11月30日には「さよならトロバス引退セレモニー」を実施する予定。