【ニュース】 NTT都市開発、「新風館再開発計画」で、米エースホテルとホテル運営委託契約を締結、アジア初となる「エースホテル京都」が2019年末に開業予定 京都府京都市

2018.04.09
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、中川裕社長)はこのほど、京都市中京区で推進中の「新風館再開発計画」で、エースホテル(本社:米国ニューヨーク州、ブラッド・ウィルソン社長)とホテル運営委託契約を締結した。
アジア初となる「エースホテル京都」の出店が決定、2019年末の開業を予定している。

NTT都市開発は、全国主要都市で事業を展開しており、京都でも
2001年開業の「新風館」、2010年開業の「ラクエ四条烏丸」、
2019年開業予定の「元清水小学校活用計画」など、多様なプロジェクトを進めてきた。
京都の人々の交流拠点として長く愛されてきた「新風館」跡地での同再開発計画は、同社にとって京都における中核の複合開発プロジェクトとなる。
建物の建築デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所が担当した。

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エースホテルは、出店地域の地域性を取り入れ、ロケーションごとに独自のデザインを施し、地域コミュニティや周辺企業とのコラボレーションにより、新たな文化発信と地域活性化の拠点となってきた。
一方、新風館再開発計画は、大正時代以来の歴史的建築物で、NTTの歴史も息づく旧京都中央電話局を活用したもの。
両社が組むことで、世界的な観光スポットとして知られ、多様なホテルが展開する京都の地に新風を吹き込み、世界中から集まる旅行者や、地域の人々の交流拠点となることを目指す。

烏丸通に面する旧京都中央電話局は、大正時代の建築で、京都市指定・登録文化財第1号として、京都の街並みを形成してきた。
2001年からは商業施設「新風館」として生まれ変わり、街に賑わいを作ってきたという。

今回の計画では、新たに地下2階で地下鉄「烏丸御池」駅と直結。
また1階には、地域に開放された中庭を中心に、烏丸通から東洞院通を繋ぐ賑わいのあるパサージュ(商業店舗が並ぶ通路)や、姉小路通への通路を設け、回遊性を高め、街歩きに変化をもたらし、街のランドマークとなる開発を目指すとしている。

新築棟については、地下1階から地上1階に飲食・物販など様々な商業店舗を導入し、2階から7階をエースホテルとする予定。
烏丸通に面した既存棟は、1階を商業施設とし、2階と3階はホテルの客室とする。

新風館再開発計画の所在地は京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外、交通は京都市営地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩1分。
敷地面積は6,384.73㎡、延床面積は2万5,677㎡(予定)。
構造・規模は鉄骨造地下鉄筋コンクリート造・地下2階地上7階。
ホテル客室は213室(予定)、店舗面積は約2,300㎡(地下1階と1階、予定)。
着工は2017年10月、開業は2019年末(予定)。