2018.04.05
福祉・介護事業などを手掛けるマザーズグループ（有限会社マザース、名古屋市西区、野口昌子代表）は、「社会的協同組合モデルに基づく福祉・観光・協働プロジェクト」（事務局：NPO東京ソテリア）と協力し、福祉旅館「サポートイン南知多」（愛知県南知多町）を4月24日に開業する。
運営は株式会社マザーズリヴ（名古屋市西区、野口由美子代表）。

同旅館は、福祉サービスの専門職×地元の労働力×就労継続支援×地産地消など、無限のかけ合わせによって質の高い「介護」と「旅館（食・浴・宿）」を目指したもの。
「福祉旅館」の運営を通じ、介助が必要な高齢者も安心して泊まれる場を拡げるとともに、ここで働く障がいのある人たちの社会参加を一歩進めていくという。

同グループが、今回の取り組みを開始したきっかけは2つあるという。

一つは、高齢者や身体障がい者の余暇活動の中で、気を遣わずに安心して利用できる温泉旅行がなかなか見つからない現実。
もう一つは、就労支援で出会った障がい者たちの「はたらく力」の可能性。

今回開業する同旅館では、地域やサポート機関との連携、多様な専門スタッフの配置で、入浴や食事の介助、車いすで浜辺の散歩など様々な「私の楽しみ」に応えるサービスが可能となる。
1泊（夕・朝食付き）の価格は1万2,000円～（日帰りも対応）。
介護や支援が必要な人だけでなく、純粋に温泉を食事などを楽しみたい人にとっても、満足できる旅館だという。

「サポートイン南知多」の所在地は愛知県知多郡南知多町内海一色36。