【ニュース】 リコー、2020年開業予定の複合リゾート施設「アクアイグニス多気」で木質バイオマス熱エネルギープラントを建設、多気町・アクアイグニスと協定を締結 三重県多気町
2018.02.27
株式会社リコー(東京都大田区、山下良則社長)・多気町(久保行央町長)・株式会社アクアイグニス(東京都中央区、立花哲也代表)の3者は2月26日、多気町で2020年に開業予定の複合リゾート施設「アクアイグニス多気」のひとつ「薬草の湯」で、消費する温浴用エネルギーをリコーが供給することに関し、協定を締結した。
「アクアイグニス多気」は、産学官連携により地方創生を目指す三重県の観光プラットホーム。
「癒し」と「食」をテーマにした複合リゾート施設で、その中核施設のひとつ「薬草の湯」は、県内の薬草を活用し、季節ごとに様々な効能の湯を提供する温浴施設となる。
リコーは、木質バイオマス熱エネルギープラントを建設し、木質チップを燃やした時の熱を温水にして「薬草の湯」に供給。
燃料は、主に三重県の森林から産出された一般材由来の木質チップを利用する。
リコーは2016年12月より、静岡県御殿場市のリコー環境事業開発センターで、御殿場市との協業により、センター近くの森林の未利用間伐材をチップ化し、木質バイオマスボイラーの燃料として、センターの空調、給湯に活用してきた。
多気町でも、このノウハウを活かし、温浴施設で木質バイオマスの活用を実現するという。
「アクアイグニス多気」の広さは約115万㎡。
開所時期は2020年春。
構成施設は温浴施設・レストラン・ホテル・おみやげ横丁と旅籠ホテル・石窯パン・スイーツ・商業専門店街・産直市場・アウトドア・農業など。