【ニュース】 WILLER TRAINS、「第9回EST交通環境大賞 国土交通大臣賞」を受賞、官民連携による「地域の足」「物流」「観光」への取り組みに評価 京都府宮津市

2018.02.26
京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINS株式会社(京都府宮津市、寒竹聖一代表)は2月20日、EST普及推進委員会より、「第9回EST交通環境大賞 国土交通大臣賞」を受賞した。

「EST交通環境大賞」とは、地域の交通環境対策に関する優れた取り組みの功績や努力を表彰するとともに、その取り組みを広く紹介し、普及を図るもの。
今回の受賞は、同社が官民連携し地域の足・物流・観光など交通や社会が抱える様々な課題の解決を環境の観点に資する形で進めた取り組みが、持続可能な交通環境の構築事例として総合的に高く評価されことによる。

20180226京都タンゴ鉄道

WILLER TRAINSでは、民間目線と利用者視点に立ったサービス改善等を進めるとともに、海の京都等の観光まちづくりと共に官民連携した公共交通網の形成と、地域住民の自動車から公共交通利用へのライフスタイルの転換を進め、地域の交通環境を中長期的に改善。

また、道の駅との連携による貨客混載輸送では、農業振興と地域活性化を目的とした貨客混載事業として、物流総合効率化計画の認定を受けた全国初の事例となる。
これにより、個別に各農家が道の駅まで運搬していた生産物を鉄道へモーダルシフトする仕組みを構築し、CO2削減による交通環境の改善や、地域鉄道の安定収入の確保を図ったという。

更に、観光列車の整備や地域と連携した周遊ルートの開発により、マイカーで訪れていた観光客の足を列車にシフトさせることに成功し、環境にやさしい観光を推進している。