【ニュース】 若桜鉄道、水戸岡鋭治氏デザインの観光列車「昭和」を3月4日より運行、同日に記念式典を開催 鳥取県若桜町
2018.02.22
若桜鉄道株式会社(鳥取県若桜町、小林昌司社長)は、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けた観光列車「昭和」の運行開始を記念し、初日となる3月4日に出発式典を若桜(わかさ)駅と郡家(こおげ)駅で開催する。
同列車は、1987年の若桜鉄道開業時に購入した車両の1つを観光列車に改装し、減少が続く利用者の確保と観光客の誘客を目的に運行するもの。
外観は沿線を流れる川や水をイメージした「青色」をベースとし、車両のシンボルマークは春に車窓から見える「桜」をデザインした。
毎週日曜日に運行する旅行ツアー限定の観光列車は、既に9月末までの運行が決まっており、全国の鉄道ファンから注目を集めているという。
出発式典では、鳥取県平井知事や石破衆議院議員によるテープカットや、地方鉄道と地域活性化をテーマにした水戸岡氏の記念講演などを開催。
また3月1日には、運行に先駆けて試乗会と内覧会を開催する(試乗会は申込終了、内覧会は誰でも参加可能)。
近年、同鉄道では利用者が低迷する中、SL運転体験やピンクの蒸気機関車など、SLを観光の目玉とする誘客も行っている。
鳥取県では、同鉄道をはじめ、地域の観光・経済団体などの活動に賛同し、官民一体となった様々なイベントを企画し、県内の魅力を発信しているという。
若桜鉄道観光列車「昭和」出発式典の開催日時は3月4日の8時45分~(若桜駅)・9時45分~(郡家駅)。
会場は若桜駅、郡家駅内「ぷらっとぴあ・やず」。