【ニュース】 三菱地所、大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点で敷地面積3.1haの大規模再開発「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事を着工 東京都千代田区
2018.02.21
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)は2月20日、東京駅日本橋口前で開発中の「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤 橋地区第一種市街地再開発事業)」(東京都千代田区・中央区)の施行者として、A棟新築工事の起工式(安全祈願祭)を実施した。
竣工予定は2021年4月末。
同プロジェクトは、国家戦略特別区域の認定事業として、街区内の都心の重要インフラの機能を維持・更新しながら10年超の事業期間をかけて段階的に開発を進める計画。
A棟とあわせて、C棟Ⅰ期にも着工、竣工予定は2021年4月末としている。
2017年4月に着工済みのD棟は2022年3月に竣工予定。
C棟Ⅱ期と、高さ約390mのB棟完成を以て、同プロジェクトが全体開業する2027度に向け、ビジネスや観光をはじめとした多様な機能を集積させ、世界中から人が集う TOKYOの新たなシンボルとなる魅力あふれるまちづくりを実現していくとしている。
今回着工するA棟は、呉服橋交差点に面した街区南東に位置し、地上40階・地下5階、高さ212m、延床面積約14万6,000㎡のオフィス・店舗からなる複合ビルで、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結する予定。
また、2027年度街区全体竣工時に整備予定の7,000㎡の大規模広場のうち、約3,000㎡を先行整備し、A棟竣工にあわせて供用を開始する。
先行整備する広場では、東京駅前に日常的なにぎわいと憩いのシーンを創出するとともに、災害対策・環境負荷低減に向けた先進的な取り組みを行っていくという。
約8,000人の就業者が見込まれるA棟では、時間や場所にとらわれない、これからの時代の「働く」を発信するシンボルタワーとして、新たな価値が生み出される空間整備と、時間の価値と自由度を高めるICTサービスを本格導入する。
サービスの導入にあたっては、同社新本社オフィスを活用し、「実証実験型」×「外部協業型」のプロセスをより一層強化し、「オープンイノベーション」を加速・推進していくとしている。
東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)の計画地は東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目。
敷地面積は約3万1,400 ㎡、総延べ面積は約68万6,000㎡。