2018.02.05
京浜急行電鉄株式会社（東京都港区、原田一之社長）は、京急線日ノ出町～黄金町駅間の高架下スペースに、日本初となる高架下タイニーハウスホステルやカフェラウンジ、水上アクティビティー拠点で構成する複合施設（横浜市中区）を2018年春に開業する。

同施設では、世界中のタイニーハウスのメディア運営などを手掛けるYADOKARI株式会社と連携し、アメリカ発祥の「タイニーハウス（小さな住まい）」を常設ホステルとして活用。
あわせて、まちに開かれたコミュニティスペースとしても活用できるカフェラウンジを出店する。
また、シャワーや更衣室を同施設内に整備、大岡川での水上アクティビティーの利用環境の充実を図るという。

同社はこれまで、日ノ出町・黄金町エリアで、地域住民・行政・警察と連携し、高架下スペースに文化芸術スタジオの連続的な整備を行うなど「アートによるまちづくり」を推進してきた。
また、隣接する大岡川では「大岡川河川再生計画」（神奈川県策定）に基づき整備された桟橋の活用が行われているほか、SUP（スタンドアップパドルボード、専用のサーフボードの上に立ちパドルを使って漕いで進むスポーツ）やEボートなどの「水上アクティビティー」が盛んになるなど、まちの活性化が進んでいるという。

同社では、大岡川に面した情景豊かな環境を生かし、これまでの「アートによるまちづくり」や「水上アクティビティー」との相乗効果を図ることで、同エリアに足を運ぶ機会のなかった人々を呼び込み、更なるまちの賑わいの創出と活性化を図るとしている。
なお、水上アクティビティー拠点は、一般社団法人水辺荘（SUP事業者施設、横浜市中区、山崎博史代表）や、大岡川桜桟橋を拠点に活動するSUP愛好団体「横浜SUP倶楽部」（SUP事業者施設、横浜市中区、柿澤寛代表）とも連携する。

複合施設の所在地は横浜市中区日ノ出町2丁目 日ノ出スタジオ横、交通は「日ノ出町」駅より徒歩約4分、「黄金町」駅より徒歩約7分。
敷地面積は約495㎡。
施設機能は、タイニーハウスホステル、カフェラウンジ、水上アクティビティー拠点（シャワー、更衣室、トイレ、SUP事業者施設など）。
開業日は2018年春（予定）。