【ニュース】 西日本鉄道、西鉄初の本格的な観光列車のネーミングを「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に決定、車両概要・デザインを発表 福岡県福岡市

2018.01.26
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は、平成31年春に運行開始予定の観光列車のネーミングを「THE RAIL
KITCHEN CHIKUGO」に決定、あわせて、車両概要・デザイン等を発表した。

ネーミングは、観光列車の特徴を伝えるため、「THE RAIL
KITCHEN CHIKUGO」とし、ロゴは、柳川の川下りや久留米の特産品、大牟田の産業遺産など、沿線を代表する豊かな資源や魅力を表現。
車両は、既存の6050形を3両編成・座席数52席に大規模改造する(車両投資額は約5億円)。
2両目には「窯」を中心とした大型キッチンを設置し、筑後地方を中心とした沿線地域の新鮮な食材を使用した、できたての温かく美味しい料理を提供することで、利用客に沿線を味わってもらう。

20180126西日本鉄道

車両デザインは、トランジットジェネラルオフィスの全体プロデュースのもと、多数の受賞暦を持つ福岡南央子(なおこ)氏や、モダンかつカジュアルなアプローチで流行に敏感な世代から支持されるランドスケーププロダクツ、福岡出身で世界的に有名なアーティストの鹿児島睦(まこと)氏などの力を借り、観光列車の特徴や沿線の魅力などを表現した。

外装は、キッチンクロスをイメージした赤いチェックで、料理を楽しめる列車であることや清潔感を表現。
内装は、八女の竹を使用した竹細工や城島瓦といった沿線地域の伝統ある工芸品等と、クリエイターの感性を掛け合わせたという。

今後は、平成30年4月に観光列車で提供する料理内容およびダイヤ概要を発表予定、平成30年9月に運行および予約開始日・制服を発表、平成31年2月に車両お披露目、平成31年春に運行開始予定。