【ニュース】 杉原土地、特許工法の防音室を自社開発、サクソフォンを使用した公開防音テストを2月7日に実施 兵庫県尼崎市
2018.01.25
不動産賃貸業の杉原土地有限会社(兵庫県尼崎市、杉原正治代表)は、自社開発の特許工法(特願2017-125927号)を使用した防音室で、サクソフォンを使用した公開の防音テストを2月7日に実施する。
通常、防音壁の防音性は、低音側(共鳴透過)と高音側(コインシデンス効果)双方で効果の落ち込みが生じるが、同社の特許防音工法では、防音壁内に吸音板を入れることで、その落ち込みを少なくした。
同社が防音室をつくるきっかけは、賃貸したアパートにアコースティックギターを弾く住人がいたこと。
夜中にギターを練習するため、簡単な防音ブースを造って部屋に設置したところ、大変喜ばれたという。
高い防音効果を実現するには、重い防音壁を何層も重ねるのが基本。
しかし、部屋のスペースを考えると実現が困難なことから、同社では最小の厚みで最大の効果を得るため、様々な工夫を行った。
同特許防音工法で造った部屋では、大きな音で演奏をすることが可能で、楽器を練習したい人が心ゆくまで楽しむことができるとしている。
今後は、防音性能をさらに正確に確認するため、日本建築総合試験所で性能試験を行うほか、防音室完備の部屋を増やすことで音楽家志望の人を応援、同工法を広めるための代理店も募る。
なお同社は、貸室・貸家の提供を行い、施工はしないという。
公開テストの実施日時は2月7日の14時より。
実施場所は兵庫県尼崎市東園田町9丁目45番地の2コーポ藻川
C67。
見学は同社まで要事前連絡。