【ニュース】 大栄木工、富山県高岡市の勝興寺で建具修復工事を 来年1月に完了、平均年齢35歳、ベテランと若手の職人が高度な作業 秋田県能代市

2017.11.28
株式会社大栄木工(秋田県能代市、能登一志社長)は、今年1月に開始した勝興寺(富山県高岡市)での建具修復工事を2018年1月に完了する。

同社は70年前に創業した木製建具メーカー。
長年培ってきた技術を活かし、近年では歴史的建築物内での建具修復作業を行っている。
職人の高齢化が進む同業界で、同社が抱える職人の平均年齢は35歳。
ベテランと若手が助け合い、高度な作業に取り組んでいるという。
20171128大栄木工

同寺院は、1471年に本願寺八世蓮如上人によって創建された真宗王国越中の代表寺院。
現在は重要文化財に指定されている。

今回の修復工事(元請は大林組)では、天皇ご参拝の時のみ専用に使用する式台門の他、書院・奥書院・御内仏・御霊屋内の建具の修復も実施。
何れも100年から300年が経過した歴史的価値のある建具で、その修復には高度な木材知識と加工技術を要求されるという。