【ニュース】 京都・大津・奈良の3商工会議所、「文化財の保存と活用」をテーマとした旅行商品の共同事業を2018年3月1日~4日に初めて実施 京都府京都市

2017.11.27
京都・大津・奈良の3商工会議所は、古代より都があった三都市共通の魅力となっている文化資源(国宝・重要文化財の建築物・仏像など)にスポットをあて、「文化財の保存と活用」をテーマに、「魅力ある文化体験」「深い学び」を提供する付加価値の高い旅行商品「京津奈・古(いにしえ)の三都めぐり」を共同事業として初めて実施する。
2018年3月1日~4日に、普段の観光とはひと味違う特別限定プログラムを京都市内・大津市内・奈良市内で提供するという。

同プログラムでは、各都市1日ずつ、午前に座学、午後に課外講座を実施。
座学(午前、1日2講座)では各都市の文化遺産とその保存と活用をテーマとした講座を実施、課外講座(午後)では午前の座学をもとに、文化財の特別見学をはじめ、実際の現地を専門家の解説とともに見学する。

大津市で開催するプログラムは、3月1日は基調講演「京都・大津・奈良 古の都に学ぶ 文化の保存とその活用について」。
3月2日には、座学I「日本の文化財保護黎明期と大津」・座学Ⅱ「仏像の修理の実際」を実施後、課外講座で三井寺・文化財収蔵庫・光浄院客殿・法明院・フェノロサの墓・楽浪(ささなみ)文化財修理所を見学する。

京都市で開催するプログラムでは、3月3日に座学Ⅰ「京の歴史と文化、そして洛中洛外図の世界」・座学Ⅱ「神祇装束調度品と京都の伝統工芸」を実施後、課外講座で京都美術工芸大学・六盛・宇佐美修徳堂・今宮神社・仁和寺(にんなじ)を見学。

奈良市で開催するプログラムでは、座学Ⅰ「正倉院宝物の美」・座学Ⅱ「奈良の文化財保護の最前線」実施後、課外口座で春日大社・興福寺中金堂・興福寺国宝館・興福寺を見学する。

代金は3日間セット(食事付)で3万4,000円(1講座からでも申し込み可能)。
主催は京津奈・古(いにしえ)の三都めぐり推進協議会(構成:京都商工会議所、大津商工会議所、奈良商工会議所)。