【ニュース】 南海電気鉄道など、新今宮駅前開発事業プロポーザル で事業予定者に決定 、外国人就労マッチング拠点を創設 大阪府大阪市
2017.11.15
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)は11月13日、大阪市が実施した「もと馬淵生活館・もと馬淵生活館保育園跡地」(大阪市浪速区)の売却を前提とした開発事業プロポーザルで、価格審査を経て事業予定者に決定した。
同跡地は、JR・南海「新今宮」駅北東側に位置する一画。
同駅周辺は、バックパッカー等の外国人宿泊客の増加に加え、株式会社星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路社長)によるホテル開発計画が打ち出されており、大きく変貌を遂げる可能性のあるエリアとなっている。
南海電気鉄道による提案は、同エリアに日本で働きたい外国人と日本企業との人材マッチングを行う拠点を創出、労働力不足の課題に対応するというもの。
併せて観光交流の促進策として、ゲストハウス・バス駐車場を整備し、多文化交流拠点として総合的にエリアイメージを刷新するという。
同事業では、オフィス・コミュニティサロン・ゲストハウスを開設。
外国人就労マッチング事業を手掛ける株式会社aim(東京都港区、加地太祐代表)をパートナーとし、事業運営を行う。
aimは、建物部分のうち、オフィスを本社として活用、コミュニティサロンとゲストハウスも、一体的に運営する予定。
外国人就労マッチングの面談、飲食店研修、職業訓練合宿等の相乗効果を発揮することで、外国人の就労支援、観光・宿泊等の交流の場として活性化させるとしている。
さらに、英会話教室や防災訓練等を通じ、地元との連携によるコミュニティの活性化支援も図るという。
建物所在地は大阪市浪速区恵美須西3丁目59番3。
敷地面積は4,873㎡、延床面積は3,045㎡(予定)。
今後は平成29年12月より事前協議・調整、平成30年1月より設計・申請、平成30年4月より解体工事・建設工事・内装工事を行う予定。
平成31年9月以降の開業を目指す。