【ニュース】 川崎市とローソンなど、麻生区東百合丘1丁目地区で移動販売事業を11月16日より開始、新しい形での地域包括ケアシステム構築へ 神奈川県川崎市

2017.11.15
株式会社ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)・JAセレサ川崎(セレサ川崎農業協同組合、川崎市宮前区)・麻生区商店会連合会(川崎市麻生区)は、川崎市麻生区東百合丘1丁目地区で移動販売事業を11月16日より開始する。
川崎市が進めるウェルフェアイノベーション「異業種間共創プロジェクト」の一環。

ウェルフェアイノベーションは、産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値の創造を目指す同市独自の取り組み。
350を超える企業・介護福祉事業者・大学等研究機関で構成するウェルフェアイノベーションフォーラム会員間の共創プロジェクトを、同市が会員間を繋ぐハブ機能としてマッチングし、実証支援・ネットワーク支援・プロモーション支援などを行ない、新たな価値を発信している。

今回の同企画は、高齢化が進み、駅から離れ坂が多く、商店が少ない地域で「どう暮らすか」という課題に対し、人が集い、集まってきた近所の人達との会話をしながら、自分の目で買い物を楽しむ地域づくりを進めるというもの。
コンビニエンスストア・商店会・農業団体・地域包括支援センター・介護事業所・行政といった多分野のメンバーが参画し、地域の人々と対話を重ねながら進めてきた。
「楽しみながら顔が見える地域づくり」をコンセプトに、民間企業との連携による移動販売を起点とした新しい形での地域包括ケアシステムの構築を目指すという。

なお、この取組を定量的・定性的に分析していくため、麻生区と田園調布学園大学・地域包括支援センター等が連携し、地域住民の生活スタイルの変化、コミュニティ意識、買い物ニーズのフィールド調査を行っていくとしている。

販売開始日は11月16日、販売時間は14時30分~15時30分。
以降、毎月第1・第3・第5木曜日の同時刻を基本に実施予定。
販売実施地は麻生区東百合丘1丁目14-8(グループホームひかり敷地内)。