【ニュース】 岩手県、漆文化の魅力を発信するシンポジウム「漆DAYSいわて」を11月18日・19日に盛岡市で開催、ワークショップなども実施 岩手県盛岡市

2017.11.14
全国の漆生産量の約7割を占める岩手県は、シンポジウム
「漆DAYSいわて」を11月18日・19日に岩手県公会堂(岩手県盛岡市)で開催する。
漆文化の魅力を発信し、国産漆の状況について広く関心を持ってもらうことが目的。

18日には、重要無形文化財「蒔絵(まきえ)」保持者で人間国宝の室瀬和美氏による講演や、今回のシンポジウムに合わせて制作した、岩手の漆を使用した製品の完成発表会なども行う。
その他、県内外の漆製品の展示販売やトークイベント、金継ぎや漆の絵付けのワークショップなども実施する。
20171114岩手県

18日の内容は、人間国宝で漆芸家の室瀬和美氏による講演「伝統工芸と漆~漆の魅力とその可能性~(仮題)」、浄法寺漆産業代表の松沢卓生氏による講演「漆と私 そして新たな漆製品の展開について」。
松沢氏は、今回のために制作したコンセプト商品も初披露する。

また、18日・19日の両日は、漆作品・資料の展示、うるしブックカフェ、うるしセレクトショップなどを実施。
県内の浄法寺塗・安比塗・秀衡塗だけでなく、輪島漆器・会津漆器・越前漆器・山中漆器など、県外の有名産地の漆器や漆を使った商品も集結するという。

シンポジウム「漆DAYSいわて」の開催日時は11月18日の10時~17時、19日の10時~16時。
会場は岩手県公会堂(岩手県盛岡市内丸11-2)。
18日の大ホールでのイベントと漆ワークショップは事前申込制(先着順)。
問い合わせは、岩手県商工労働観光部産業経済交流課まで。