【ニュース】 京都市と阪急電鉄、「洛西口~桂 駅間プロジェクト」の整備計画概要を作成、鉄道高架下の空間を活用した「歩くまち京都」のモデルに 京都府京都市
2017.09.25
京都市と阪急電鉄株式会社(大阪市北区、杉山健博社長)はこのほど、多くの市民の意見等を基に作成した「洛西口~桂 駅間プロジェクト」(京都市西京区)の整備計画概要を発表した。
両者は、平成27年12月に包括連携協定を締結しており、同取り組みもその一環。
同プロジェクトは、阪急京都線洛西口駅付近の連続立体交差化事業(鉄道高架化)により高架下に生み出された、総延長約1km・面積約1万1,200㎡の空間活用プロジェクト。
市民と共にまちづくりを進めていくことを基本とし、ワークショップの開催などにより、これまで多くの市民意見を集めてきた。
市民の意見は、大きく5つのテーマ「地域交流」「子育て」「文化」「観光」「健康・防災」に関する内容だったという。
京都市は、「洛西ニュータウン再生」や「大原野 地域ブランド戦略」など、地域と共に西京区の個性を生かした魅力あふれるまちづくりに取り組んでいる。
一方、阪急電鉄では幅広い世代の人々に「来訪したい、末永く住み続けたい」と思ってもらえる沿線・まちづくりを目指してきた。
今回、同プロジェクトでは、洛西口~桂の駅間を拠点とした、歩いて楽しいまちづくりに取り組み、長期的なまちづくりの視点を持って、周辺地域の利便性を向上させる。
同時に、地域外からも多様な人を呼び込む新しい仕掛けの導入や、周辺まちづくりとの連携を図り、西京区全体の活性化につなげることを目指す。
今後は、同整備計画概要に基づき、平成30年度に阪急電鉄が、駐輪場・レンタサイクルなどの「洛西口駅附属施設」を開業。
また、「まちづくりを進めるエリア」についても、平成32年度までに、両者で順次整備・開業を進めていくとしている。