【ニュース】 日本ユースホステル協会、国内ユースホステルの2016年の延べ宿泊者数が日本人増で2011年以来最多を更新 東京都渋谷区
2017.08.28
非営利型一般財団法人日本ユースホステル協会(東京都渋谷区、山谷えり子会長)は8月24日、国内ユースホステルの2016年の延べ宿泊者数が日本人増で2011年以来最多を更新したと発表した。
イギリス・ウェリントンシティガーデンに本部を置く国際ユースホステル連盟(Hostelling International)が、8月26日のシルマンデー・ユースホステルの日を前に、世界各国のユースホステルの利用実績をまとめた年次統計速報を発表しており、同協会の発表もその一環。
国内利用は、5年ぶりに40万人泊台を回復した2015年より微増、24年ぶりに日本人利用者が増加した。
外国人利用者は10年ぶりに10万人台を回復した昨年より微減となった。
同協会が集計した2016年(2016年1月~2016年12月)の国内ユースホステルの延べ宿泊者数は、2011年以降最多の40万8,361人泊(前年比+156人泊)。
都道府県別では東京都が8万1,829人泊で最多となった他、大阪府が7万192人泊、北海道が5万4,005人泊、京都府が4万6,285人泊となった。
都道府県別の前年対比では、愛知県が7,287人泊増の7,899人泊で最多の伸びとなった他、山口県が5,785人泊増の7,544人泊、沖縄県が3,850人泊増の2万3,138人泊となった。
また、愛知県犬山市の犬山国際ユースホステルや山口県下関市の下関市火の山ユースホステル海峡の風など、大型の施設がネットワークに加盟したことにより、愛知県・山口県では延べ宿泊者数が大きく増加した他、1993年以来、日本人の延べ宿泊者数は減少する傾向にあったが、2016年は一転して2,336名の増加となった。
国内ユースホステルの外国人の延べ宿泊者数は2006年以降最多を記録(10万418人泊)した昨年より微減の9万8,238人泊(前年比-2,180人泊)となった。
国別では韓国が延べ1万2,032人泊(前年比+1,488人泊)でトップとなった他、中国が延べ1万209人泊(前年比+5人泊)、台湾が延べ9,111人泊(前年比+960人泊)となった。
また総宿泊者数における外国人宿泊者の割合は統計を開始した
1954年以降最多だった2015年(24.6%)に次ぐ24.0%だった。