【ニュース】 東京都・東京都公園協会・ヤマト運輸の3者、水上バスを活用した「客貨混載」実証実験を実施、第一弾では来訪観光客の荷物輸送を想定 東京都墨田区

2017.08.04
東京都・公益財団法人東京都公園協会(東京都新宿区、佐野克彦理事長)・ヤマト運輸株式会社(東京都中央区、長尾裕社長)の3者は、東京都が所有する防災船で、平常時には公園協会が東京水辺ラインとして旅客運航している水上バスを活用した「客貨混載」の実証実験を8月10日より共同で実施する。

同実験は、手ぶら観光サービスの拡充や、CO2の削減と交通渋滞緩和の取組としてモーダルシフトを推進するヤマト運輸と、災害時に帰宅困難者だけではなく医療器材や救援物資の輸送も円滑に行えることを目指す東京都と公園協会の方向性が合致し、物資輸送における水上バス活用の可能性を検証するために実施するもの。

今回の実験では、その第一弾として、観光で東京都を訪れた来訪者の荷物を水上バスで輸送し、観光を楽しんでいる間に目的地まで配送することを想定。
定期運航中の水上バスで模擬貨物を輸送し、搬入・搬出時の所要時間や人員、船内での安全性確保のための人員配置、旅客輸送への影響等を確認する。
その後、輸送ニーズとの適合性や課題の抽出を通じ、実現可能性を検証するという。

実施期間は8月10日~31日、初日(8月10日)は、11時02分に墨田区吾妻橋より搬入、11時50分に明石町・聖路加ガーデン前で搬出する。
実施ルートは浅草(二天門)、墨田。