【ニュース】 綜合ユニコム、全国の主要レジャー・集客施設の最新運営実績と集客動向を調査、トップ10のうち約7割の施設が前年度実績を割り込む 東京都中央区
2017.08.03
綜合ユニコム株式会社(東京都中央区、河崎清志社長)はこのほど、全国の主要なレジャー・集客施設を対象に、最新の運営実績と集客動向に関する独自調査を実施、その調査結果を発表した。
同調査によると、テーマパーク・遊園地・動物園・水族館・ミュージアムの入場有料施設を対象とした年間入場者数ランキングトップ10のうち、約7割の施設が前年度実績を割り込む結果に。
要因には、前年度のシルバーウイークやうるう年の反動、天候不順が多くあげられた。
一方、2年ぶりにミュージアムのランキングトップに返り咲いた「国立新美術館」(前年度比24.4%増)、過去最高の入館者数を記録した「広島平和記念資料館」(同16.4%増)、リニューアル後通期営業となった「アクアパーク品川」(同 17.3%増)、ミュージカルやパレードがヒットした「サンリオピューロランド」(同14.4%増)など、二桁増の施設が牽引した結果、トップ10・計50施設の総入場者数は、前年度比0.2%増と前年並みだった。
上位施設では、「ハウステンボス」(289万4,000人)が熊本地震の影響により、入場者数の増加が5年連続でストップ。
対して、「サンリオピューロランド」(180万7,000人)、「東京ドイツ村」(113万2,390人)、「ひらかたパーク」(120万
8,875人)は5年連続、「沖縄美ら海水族館」(360万人)は6年連続、「よみうりランド」(193万人)は9年連続で入場者数が増加した。
業種別では、ミュージアムのトップ10の総入場者数が前年度比
6.8%増で、5業種で最高に。
「国立新美術館」(285万2,477人)や「国立科学博物館」(247万2,353人)は企画展が奏功した。
なお、同調査の集計・分析結果は、「月刊レジャー産業資料」8月号(NO.611、8月1日発行)の特集「レジャー施設 集客ランキング 2017」に掲載している。