【ニュース】 プロロジス、兵庫県猪名川町で事業面積約45万㎡、官民一体で整備する国内最大級の物流施設集積拠点を着工 兵庫県猪名川町
2017.06.19
物流不動産の所有・運営・開発を手掛けるプロロジス(日本本社:東京都千代田区)は6月16日、先進的物流施設の集積拠点となる産業団地「プロロジス猪名川プロジェクト」(兵庫県猪名川町)で造成工事の起工式を実施した。
猪名川町は、町南部に位置する約44.5haの町有地を産業拠点地区と位置づけ、開発事業者となる民間事業者を2015年7月に募集。
同社は、物流施設の集積拠点を開発・運営する提案を行い、優先交渉事業者に選ばれ、今年2月に「猪名川町産業拠点地区まちづくり基本協定書」を猪名川町と締結、今年3月に開発許可を取得している。
同プロジェクトは、官民が一体となって整備する物流施設集積拠点としては国内最大規模で、同社の開発実績としても国内最大になるという。
開発地は同町南部に位置し、今年秋には開発地から約2kmの地点に新名神高速道路「川西」ICが開通する予定。
大阪市内への配送に加え、京都方面から広島方面まで、西日本各地へ効率的にアクセスが可能な立地となる。
また同町は、大阪・神戸のベッドタウンとして機能しており、周辺には労働人口が多い。
同プロジェクトの完成により、1,500名程度の働き手が必要になると想定、雇用創出と職住近接の活力あるまちづくりを実現するとしている。
敷地内には、複数企業が入居するマルチテナント型施設を1棟、設計段階から特定企業の専用施設として開発するBTS(ビルド・トゥ・スーツ)型施設を4棟、合計5棟の物流施設を開発する計画。
2019年11月末の造成工事完了後は、順次建物の開発に着手し、第1棟目の施設竣工は2021年の春~夏頃を予定している。
また、事業区域の30%の緑地を保全する環境に配慮した開発を行い、周辺住民や施設で働く人が利用できる約4,000㎡の公園や、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用可能な約8,000㎡を超える防災広場を整備し、同町へ提供するという。
プロロジス猪名川プロジェクトの開発地は兵庫県川辺郡猪名川町肝川・差組地内。
開発区域面積は約45万2,000㎡、計画総延床面積は約25万8,000㎡。