【ニュース】 加和太建設、コミュニティデザインなどにより「経年良化」を目指す住宅「あこう田園」で一般販売キャンペーンを6月21日より開始 静岡県三島市
2017.06.19
加和太建設株式会社(静岡県三島市、河田 亮一社長)は、三島市大場赤王(あこう)地区に開発した宅地19戸でプロジェクト「あこう田園」で、一般販売キャンペーンを6月21日より開始する。
同プロジェクトは、静岡県が東海地震の可能性に備え、沿岸部から内陸部に住宅の移設を支援・推進する「内陸フロンティアを拓く取組(内陸フロンティア構想)」に基づくもの。
三島市が推進する「ゆとりある田園居住区整備促進事業」としては、市内で初めての一般販売となる。
赤王地区の農地約8,500㎡に19の宅地を造成した。
同プロジェクトでは、歩くことが楽しくなる小道や、公園を中心に放射状に配置された四季を彩る樹木など、住人同士の交流が生まれやすくなる仕組みをつくり、時間の経過とともに、コミュニティの成熟が進むことを狙う。
また、配置された植栽の成長とともに、統一感があり、成熟した町並みが形成されていくように、住宅を建てる上での一定のルールを設定。
コミュニティの成熟と町並みの成熟とが時を経ることでより良くなっていく、「経年良化」していく住宅づくりを目指す。
同社では、コミュニティデザインの一環として、大場地域の未来を考えるワークショップ「大場きっかけまち会議」を地元住民向けに開催。
参加住民らは、大場に潜在する魅力をまちあるきで再確認し、理想のまちを思い描いたうえで、新規住民がこのまちに暮らしたいと思うような共感を狙い、その想いをコンセプトブックにまとめている。
同コンセプトブックの制作にあたっては、コミュニティデザインの先駆者・studio-L(山崎亮代表)との協力プロジェクトを立ち上げ、およそ1年掛けたワークショップを開催。
同コンセプトブックは、今後の住宅地が「目指す未来」を照らし出すものになるという。
なお今回の入居者は、「大場赤王優良田園住宅地区計画」「あこう田園まちづくり協定」「あこう田園団地管理組合管理規約」の3つを共有し、住環境・街並み景観・コミュニティの向上を目指す。
販売キャンペーン開始日は6月21日。
販売地地番は静岡県三島市大場379番9他19筆。
販売戸数は19戸、宅地面積は307.78㎡~344.10㎡。
土地の提供価格は1,940万円~を予定。
今後は、6月21日の一般販売キャンペーン開始と同時に特設Webサイトを開設し、今年11月に分譲地完成・引き渡しを行う。