【ニュース】 和空など、「宿泊できる寺院」の検索・予約サイト「テラハク」を始動、2018年春より宿泊開始予定、保険会社とも提携 大阪府大阪市

2017.06.08
株式会社和空(大阪市北区、田代忍代表)は、東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区、北沢利文社長)と提携、全国各地の宿泊できる寺院をWebやスマホで検索・宿泊予約できる新サービス「テラハク」の公開に向け、本格始動した。

近年、インバウンドの急拡大に伴い、宿泊施設不足が大きな課題となっている一方、観光庁では、歴史と文化を今に伝える既存の文化財(寺社などの歴史的資源)を宿泊施設として活用し、早急な不足解消と併せて、国内外の多様な旅行ニーズにマッチした宿泊施設の提供と、観光まちづくりの推進を提言している。

「テラハク」は、こうした時代のニーズに対応、全国約7万7,000寺院を中心に、地域の魅力発信や交流促進、地域活性化、地方創生の一助を目指して運営するもの。
対象施設を「お寺」という既存の文化財に特化することで、新しいタイプの文化的宿泊体験を提供する。

同プロジェクトは、一般社団法人全国寺社観光協会(大阪市北区、藤野公孝会長)監修のもと、和空が企画運営を担当。

また、東京海上日動火災保険と提携し、和空が運営するホームページで宿泊予約を行った宿泊客に、「テラハク保険」を提供する予定。
テラハク保険では、宿泊者があやまって寺院の財物や設備什器を壊してしまった場合、保険金を支払うとともに、宿泊者が不慮の事故・病気になった際の緊急医療相談、近隣の医療機関を案内するサービスも予定しているという。

今後は、2017年10月1日より登録寺院の受付を開始、2018年春より宿泊を開始する予定。
スタート時点では、全国約300寺院の登録を見込む。
また、サービスの正式リリースまでは、逐次情報を発信していくとしている。