【ニュース】 成安造形大学、2018年度より「地域実践領域」などを新設、「地域」の視点で芸術系人材を育成 滋賀県大津市
2017.04.27
成安造形大学(滋賀県大津市、岡田修二学長)は、2018年度より「地域実践領域/クリエイティブ・スタディーズコース」を新設、「メディアデザイン領域」を「情報デザイン領域」に改編し「情報デザインコース」を新設、「総合領域/デザインプロデュースコース」を「総合領域/総合デザインコース」に改編する。
新設する「地域実践領域/クリエイティブ・スタディーズコース」では、これまで同大学が培ってきた近江学研究や地域連携事業をベースとしながら、滋賀県の環境と特質を活かした独自の教育を展開。
「地域」からの視点で芸術を捉え直し、地域社会のクリエイティビティ(創造力)の向上に寄与する人材の育成を目指す。
「情報デザイン領域/情報デザインコース」では、情報伝達の知識、技術、データ分析や操作方法を学ぶとともに、柔軟な発想力・造形力・提案力を身につけ、「情報をデザイン」することを修得する。
「総合領域/総合デザインコース」では、デザインの基礎的知識やスキル、それを土台にした調査・企画・提案・プランニング能力、またそれらに必要なIT能力や文章能力を身につけ、プロデュース能力、ディレクション能力を養成するという。
同大学は、芸術学部芸術学科6領域21コースを設置する滋賀県唯一の芸術大学。
少人数教育の大学だからこそ実現できる、一人ひとりの適性に合わせた個別指導教育を行っているほか、地元自治体・企業・各種団体との産官学連携(年間約80件)による実践教育も実践している。
9つの学内ギャラリーを回遊式の美術館に見立てた「キャンパスが美術館」や、滋賀の歴史文化を研究し発信する「附属近江学研究所」などを擁し、地域文化向上にも努めているという。