【ニュース】 近鉄不動産と近鉄・都ホテルズ、博多都ホテル建替計画で「(仮称)近鉄博多ビル」の概要を発表、200室規模のホテルと商業施設5区画 福岡県福岡市

2017.04.20
近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、赤坂秀則社長)と株式会社近鉄・都ホテルズ(大阪市天王寺区、二村隆社長)は4月19日、建替えを進めている博多都ホテル(福岡市博多区)で「(仮称)近鉄博多ビル」の計画概要を発表した。

同計画では、福岡市の掲げる「アジアの交流拠点都市」形成に貢献するため、博多駅筑紫口駅前の新たなランドマークとなるビルを建設。
ビルの外観コンセプトは「緑と水と光のビル」とし、壁面や最上階に水が流れ落ちる滝や緑を設置、「見える滝」「見える緑」を演出する。
夜間も建物全体のライトアップを行い、にぎわいを演出するなど、海外からも注目されるビルを目指す。
2019年のラグビーワールドカップ開催前の開業を予定しており、今後の行政手続きを経て各種許認可を得た後、具体的に事業を推進する予定。
20170420近鉄不動産

ホテルは客室数約200室、客室面積は30㎡超とする。
内装の意匠には、地域の伝統的な文化を取り入れ、3階ロビーラウンジは緑を身近に感じられる設えを予定。
最上階には、レストランや日帰り入浴も可能な温泉を利用した屋外温泉スパ・屋内浴場などを設置し、福岡のリーディングホテルを目指す。

低層階には、都市型ホテルと調和する高級飲食店などの商業施設5区画(全区画ガラスファサード)を予定。
1階にはホテルと調和しファサードが美しく賑わいを創出するような店舗を、2階には主に九州の食材を使用した高級飲食店を、地下1階にはデイリーサービスを中心とした店舗を誘致する予定だという。

また、地下鉄コンコースと接続する地下階では、立体的な歩行者ネットワークを形成するとともに、地下駐輪場を整備することで地域の利便性の向上も図る。
加えて、優れた耐震性など、防災面にも配慮した計画にするとしている。

計画所在地は福岡市博多区博多駅東2-1-1、交通はJR「博多」駅筑紫口(新幹線中央改札口)より徒歩1分、地下鉄空港線「博多」駅より徒歩1分。
規模・用途は地下3階地上13階建て、地下1階・1階・2階が商業施設、3階~13階がホテル。