2017.04.10
ヤマト住建株式会社（神戸市中央区、中川泰社長）は3月18日、群馬県太田市に全館空調「YUCACOシステム」を搭載したZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）対応の新モデルハウスをオープンした。
空調システム監修は、日本大学理工学部建築学科助教井口雅登氏。

YUCACOとは、「Your あなたの）Uniform（均一に）Conditioned（調整された）Air（空気の）Configuration（配置）」の略で、「高気密・高断熱な躯体性能を有する住宅を高効率エアコン1台で快適に全館空調する省エネルギーなシステム」の総称。
今回同社が新モデルハウスに搭載した全館空調「YUCACOシステム」は、ルームエアコン1台と全熱交換機を利用することで、家中快適に全館空調する省エネルギーなシステムだという。


同システムでは、従来の全館空調システムに比べ、導入時のイニシャルコストを大幅に削減することが可能。
さらに、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー大賞を受賞した高気密・高断熱な同社の住宅と組み合わせることで、住み心地・光熱費の両面でより高い効果が得られるとしている。

また、新モデルハウスでは、断熱性の高いトリプルガラス樹脂サッシを導入。
北海道での省エネルギー基準「UA値（外皮平均熱貫流率）」をクリアするなど、冬は暖かく夏は涼しい世界基準の住宅を実際に体感できる構造・仕様だという。

なお、同システムの導入にあたっては、一般社団法人YUCACOシステム研究会の会長で東京大学名誉教授の坂本雄三氏からも指導を得た。
学術的にも高効率が証明された画期的なシステムだとしている。

太田住宅展示場の所在地は群馬県太田市中根町629-6、交通は東武伊勢崎線「木崎」駅より徒歩7分。