【ニュース】 沖縄県、全長約337kmの沖縄本島一周サイクリングコース等を整備、約85ヶ所にサイクルステーションを創設 沖縄県那覇市
2017.04.07
沖縄県は、近年全国的に増加傾向にあるサイクリストやランナーの受け入れ環境を整備するため、ホテルや公園・道の駅などを利用し、約85ヶ所にサイクルステーションを創設、サイクリング・ランニング・ウォーキング周遊ルートを整備した。
コースには、上級者向けの本島一周コースのほか、レベルや地域毎に複数のコースを用意。
本島一周(約337km)コースには、約85ヶ所のサイクルステーションを設置した。
サイクルステーションとは、休憩時に自転車を立てかけるサイクリングラックの設置や工具の貸し出し、そのほかレベルに合わせたコース紹介や周遊ルートマップの無料配布などを行う場所のこと。
また、長距離を走行する「ロードバイク」などの自転車は、休憩時に自転車を止めるためのスタンドがないものが多いため、立てかけるためのラック等が必要になるという。
さらに、気軽にサイクリング体験ができるよう、レンタサイクル可能な施設やシャワーの利用が可能な施設なども紹介している。
同取り組みの目的は、同県の温暖な気候とスポーツ資源を活用した「観光客の受け入れ環境整備」と、「沖縄県民の健康増進」。
歴史・文化などの観光名所を含めた、だれもが気軽に体験可能な「サイクリング」「ランニング」「ウォーキング」の周遊コースを観光客や地域住民に活用してもらうことで、スポーツツーリズムの促進や健康増進および地域の魅力の再発見につなげていきたいとしている。
また、これらのコンテンツを活用した観光メニューの商品化を行うことで、交流人口の拡大を促し、「住んでよし、訪れてよし」のスポーツアイランド沖縄の形成を図る。
整備予定コースは、沖縄本島北部の羽地内海周遊コース・沖縄本島中部のリゾートエリアコース・沖縄本島南部のパワースポットコース・沖縄本島一周コース。
サイクルステーション例は、国頭村の「ゆいゆい国頭」(道の駅)・道の駅レストランくいな(レストラン)、大宜味村の「道の駅おおぎみ」(道の駅)、宜野座村の「かりゆし カンナタラソラグーナ」(タラソテラピー)、恩納村の「マエダブリーズ」(カフェ)・「おんなの駅」(道の駅)、東村の「福地川海浜公園」(公園)・「サンライズひがし」(売店)、名護市の「古民家cafe 喜色」(カフェ)・「ホテルゆがふいんおきなわ」(ホテル)、今帰仁村の「リカリカワルミ」(道の駅)・「今帰仁あいあいファーム」(宿泊・レストラン)
等。