【ニュース】 南海電気鉄道、建設中の「(仮称)新南海会館ビル」に南東北グループのクリニックを開設、放射線によるがん先端治療を提供 福島県郡山市

2017.03.27
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)は、南海なんば駅隣接地で建設中の「(仮称)新南海会館ビル」(大阪市中央区)で、ビルの中核施設となるメディカルフロアに「南東北グループ」(福島県郡山市、渡邉一夫理事長)のクリニックを開設する。
同ビルは、平成30年9月に竣工予定。

南東北グループは、一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院(福島県郡山市)を軸に1都4県で7法人を運営。
同グループの総病床数は3,300床を超え、医療・介護施設を複合展開している。
民間病院では国内で初めて「がん陽子線治療施設」を開設したほか、病院では世界初となる「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」による、がん治療機器の臨床試験を昨年1月に開始。
がん治療における先端医療に積極的に取り組んできたという。
20170327南海

南海電鉄では、関西国際空港とダイレクトにつながるターミナル・南海なんば駅と直結する同ビルに、日本だけでなくアジアの国民病とも言える「がん」の放射線治療で多くの実績を有する同グループのクリニックを誘致することで、沿線や関西・アジアで「がん」で悩む人々の一助にしたいとしている。

「(仮称)新南海会館ビル」の所在地は大阪市中央区難波5丁目1番60号。
建物の延床面積は約8万4,000㎡。
構造・規模は鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)・地上30階地下2階。
建物構成はオフィス、医療施設、ホール・カンファレンス、商業サービス施設。
着工は平成27年9月、竣工予定は平成30年9月(開業は10月予定)。