【ニュース】 博報堂アイ・スタジオなど、宮城県栗駒山で育った杉を使用し、「チャリティー年賀状学生デザインコンテスト」のトロフィーを製作 宮城県石巻市
2017.03.16
株式会社博報堂アイ・スタジオ(東京都千代田区、平林誠一社長)は、株式会社石巻工房(宮城県石巻市、芦沢啓治代表・千葉隆博代表)と協力し、「チャリティー年賀状学生デザインコンテスト 2017」の受賞者向けトロフィーを、宮城県栗駒山で育った杉を材料に製作した。
同地域の木材は、専門機関による分析で安全性が証明されているにもかかわらず(株式会社理研分析センター調べ)、今もなお福島原発事故の風評被害を受けている。
この新たな施策を、東日本大震災の復興支援を拡大するきっかけしたいという。
石巻工房は、石巻市沿岸部の商店街で「地域のものづくりの場」として、2011年に創業、2014年に法人化した。
東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたエリアで、東京のデザイナーを中心とした有志が補修道具や木材を工房となる場所に集め、復旧・復興のために自由に使える公共的な施設としてスタートしたという。
今回は、普段は家具を中心に製作を行なっている石巻工房が、博報堂アイ・スタジオが実施する「チャリティー年賀状」の取組みに共感。
株式会社くりこまくんえん(宮城県栗原市、菅原正義代表)が提供している、宮城県栗駒山で「無節(むぶし)」ランクの杉を利用し、コンテスト受賞者向けトロフィーを製作した。
同トロフィーは3月17日に、博報堂アイ・スタジオで実施する受賞者表彰式で、受賞した学生に授与される。
「チャリティー年賀状」は、博報堂アイ・スタジオが2011年度より実施しているもの。
全国の学校・学生を対象とした年賀はがきのテンプレートデザインを募集するコンテストから生まれた作品と、震災被災校・気仙沼市立唐桑中学校の生徒が博報堂アイ・スタジオの「チャリティー年賀状 デザイン教室」で制作した作品を販売、1枚の利用ごとに10円を一般社団法人ウェブベルマーク協会へ寄附し、東北の被災校支援を行っている。