【ニュース】 沖縄県、「空手発祥の地・沖縄」に空手の殿堂「沖縄空手会館」を開館、3月4日に落成記念式典を開催、3月5日より一般公開 沖縄県豊見城市

2017.02.22
沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課は、「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信し、伝統空手の真髄を学ぶ拠点となる「沖縄空手会館」(沖縄県豊見城市)を3月4日に開館する。

同施設は、「全国唯一の空手に特化した公の施設」としてオープンするもの。
沖縄が空手発祥の地であることを世界へ発信し、沖縄の伝統文化として保存・継承・発展させるための拠点施設として整備した。
主要な機能は、空手に関する情報発信や、保存・継承・発展に資するセミナー、合同稽古・合宿・大会等の開催、空手の体験や学習機会の提供など。
総事業費は約65億円で、本島南部にある豊見城市(とみぐすくし)の豊見城城址公園跡地の高台に位置する。
3月4日には落成記念式典と関連イベント(招待制)を、3月5日には交流演武会・公開稽古(一般公開)を実施する予定。
20170222沖縄県

同施設の見どころは、空手に特化した道場施設や展示施設、風光明媚の場所に立つ沖縄らしい赤瓦屋根のシンボル施設「特別道場」など。
「特別道場」では、県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者による奉納演武や、沖縄伝統空手道振興会の代表者や、世界空手選手権大会の男子団体形で優勝した喜友名諒選手(沖縄県出身)等による特別演武などを行う。

道場施設では、4面の競技コートや鍛錬室、研修室などを有する道場施設を整備。
会館内の「資料室」には、空手関係の文献・資料、伝統的な鍛錬具や武具を展示、映像シアターなども設置した。

また、眺めの良い景色を見ながら食事が楽しめる飲食スペース、空手に関連した商品を購入できる物販スペースも完備、空手関係者だけでなく、広く一般県民や観光客の利用も想定しているという。

沖縄空手会館の所在地は沖縄県豊見城市字豊見城854番地1(豊見城城址跡地)。
敷地面積は3.8ヘクタール。
延床面積は約7,810㎡(道場施設5,917㎡、展示施設1,803㎡、特別道場91㎡)。
主要用途は空手道場および展示施設。
建物構造は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造。
建物階数は地上1階一部(電気室等)2階。