【ニュース】 野村不動産など、JR春日井駅エリア初の組合施行市街地再開発事業「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」に特定業務代行者として事業参画 愛知県春日井市
2017.02.17
野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)・矢作建設工業株式会社(名古屋市東区、高柳充広社長)・岡谷鋼機株式会社(名古屋市中区、岡谷篤一社長)の3社は2月13日、「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」(愛知県春日井市)で、特定業務代行者として
JR春日井駅南東地区市街地再開発準備組合と基本契約を締結した。
特定業務代行者とは、市街地再開発事業で、保留床(権利者が権利変換によって取得した床以外の部分)の処分について責任を持つことを条件に、建築等の工事施工を含む事業推進業務の代行をする民間事業者。
施設計画の設計・施工を矢作建設工業が担当し、住宅棟の住宅保留床を野村不動産と岡谷鋼機が共同で取得、事業推進の協力・支援を各社で行っていく。
名古屋市の北東部に位置するJR中央本線「春日井」駅周辺では、
2015年2月に春日井市が「JR春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」を策定。
同計画の中で、同駅周辺は駅前の商業機能が低下しつつある点、細分化した低未利用地が多く存在し、市民が求める駅前にふさわしい土地利用が図られていない点が課題に挙げられていた。
同事業は、2017年夏の都市計画決定に向け、現在、春日井市と協議中となっている。
今後は3つの用途で施設計画を形成し、駅前という立地特性を活かし地域に開かれた空間を整備していく。
また、南北を結ぶ自由通路整備による駅周辺の回遊性ができることから、にぎわいの創出、住環境や地域の安心・安全性の向上を図り、土地の高度利用により、住宅・商業機能等を備えた複合市街地への発展を図るとしている。
地区名称はJR春日井駅南東地区。
施行地区は愛知県春日井市上条町三丁目24-1ほか。
事業名称は「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」。
施行者名称は「JR春日井駅南東地区市街地再開発組合(予定)」。
交通はJR中央本線「春日井」駅より徒歩1分。
建築敷地面積は約3,800㎡、延床面積は約1万9,200㎡。
構造・規模はRC造・地上22階建(免震構造採用予定)。
主要用途は商業・住宅・駐車場。