【ニュース】 JR東日本グループなど、地域農業者等と共同で農業新会社を仙台市内に設立、今春より生産・営業を開始 宮城県仙台市

2017.02.08
JR東日本グループは、農産物の生産から加工・販売までを一体的に展開する農業新会社「株式会社JRアグリ仙台」(宮城県仙台市、笠原治社長)を1月27日付で設立、今春より生産・営業を開始する。

新会社は、東日本旅客鉄道株式会社とJR東日本東北総合サービス株式会社が、地域農業者等との共同出資により設立。
農産物の生産を行うほか、加工品開発による農産物の付加価値向上や農産物の更なる販路拡大を推進し、農業の発展を目指す。

JR東日本グループでは、2009年に立ち上げた「地域再発見プロジェクト」の一環で地産品の販路拡大や6次産業化に向けたモノづくりに取り組んでいる。
今回の取り組みもその一環。

新会社の事業内容は、生産事業・加工事業・販売事業。
生産事業では、面積約80アールの耕作地でリーフレタス・にんじん・ねぎ・主食用米等を生産、将来的に付加価値や希少性のある農産物を生産し、ブランド農産物の育成を目指す。
加工事業ではオリジナル商品の企画・開発を行い、販売事業では仙台エリアで農産物直売所の運営とレストランやマルシェへの農産物の供給を行うほか、首都圏エリアで産直市の運営などを行うとしている。

今後は、2017年2月より首都圏産直市の運営を開始し、2017年3月より農産物の生産を開始、2017年8月より仙台駅近くで直売所の運営を開始し、レストランやマルシェへの農産物の供給を開始する予定。

新会社「株式会社JRアグリ仙台」の所在地は宮城県仙台市。
設立日は2017年1月27日、資本金等は1,200万円。
株主構成は地域農業者等が60.1%、JR東日本東北総合サービス株式会社が23.2%、東日本旅客鉄道株式会社が16.7%。
一般法人として設立し、準備が整い次第、必要な手続きを行い農地所有適格法人となる予定。