【ニュース】 東急不動産、住宅事業の事業領域拡大で学生レジデンス開発事業に参入、豊島区で167戸(予定)の物件を開発 東京都豊島区

2017.02.01
東急不動産株式会社(東京都港区、植村仁社長)は1月31日、住宅事業領域の拡大を目的とした新規事業として「学生レジデンス開発事業」への参入を決定したと発表した。
学生レジデンス開発は現在、東京都豊島区で167戸(予定)の物件の開発を進めており、2018年1月に竣工予定。

今回、同社が参入する学生レジデンス開発事業は「運営型賃貸住宅開発」のひとつ。
女性の進学率向上、留学生の増加、大学院進学率の増加に伴う学生期間の長期化などを背景に、今後も底堅いニーズがあると判断し、参入を決定した。
また同社では、2016年11月に株式会社学生情報センターを傘下に収めており、学生レジデンスの開発・物件買収・リノベーション・運営を、グループ一体で行うことを可能としている。
20170201東急不動産

学生レジデンス開発は、現在、東京都豊島区で167戸(予定)の物件「長崎三丁目プロジェクト」の開発を進めており、2018年1月の竣工を予定。
風呂・トイレ・洗面台が付いたマンションタイプの専有部と食堂やラウンジ・屋上テラスなど充実した共用部からなる学生レジデンスとして開発し、竣工後はグループ会社である東急ハンズ、東急スポーツオアシスなどの各社ソフトサービスとの連携を図ることで、差別化を図っていくという。

また、開発案件だけでなく、町田市所在の稼働中の女子学生寮(260戸、1988年竣工)を取得、共用ラウンジや共用キッチン等のリノベーションを実施することで、物件の競争力向上を図る。
運営は物件取得後に学生情報センターに変更し、新入生歓迎会や地域貢献性の高いイベントを開催するなど、ソフトサービスの拡充をする予定。

長崎三丁目プロジェクトの所在地は東京都豊島区長崎3丁目、交通は西武池袋線「椎名町」駅より徒歩7分・「東長崎」駅より徒歩6分。
敷地面積は1,657.68㎡、延床面積は3,153.17㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート・地上5階地下1階。
戸数は167戸(予定)。
着工は2016年9月、竣工は2018年1月(予定)。

女子学生会館「ブリックス」の所在地は東京都町田市中町3丁目23-17、交通はJR横浜線・小田急線「町田」駅より徒歩12分。
敷地面積は3,173㎡、延床面積は5,650㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上4階地下1階。
戸数は260戸。
竣工は1988年3月。