【ニュース】 I Love しずおか協議会、台湾の民間まちづくり団体と覚書を締結、双方の地域活性化とインバウンド観光交流で連携 静岡県静岡市

2016.12.06
静岡市中心市街地の活性化を目指す「I Love しずおか協議会(森恵一会長、株式会社日専連静岡代表取締役社長)」は、12月16日に台湾の民間まちづくり団体「大稻埕創意街区発展協会(游添明会長)」とまちづくりに関する連携と協力の覚書を締結する。

覚書の調印式は、同協議会が実施する「台湾観光・まちづくり視察団」の一環として、同発展協会の活動エリアにある台北霞海城隍廟(アジア最強縁結びの神様「月下老人」が祀られている歴史ある廟)で行う。

なお同協議会のインバウンド部会(酒井公夫部会長、静岡鉄道株式会社代表取締役会長)は、昨年度の発足以来、ターゲットを台湾に絞り、様々な取り組みを行ってきた。
今年1月には、部会メンバーを中心とした台湾視察団を組み、台湾でのまちづくりや観光促進の先進事例を視察するとともに、同発展協会との意見交換を行っている。
また3月には、同発展協会の活動エリアから縁結びの神様「月下老人」を招き、「Love 台湾 Day@静岡」と題したイベントを行い、台湾に関する情報発信を静岡で実施。
さらに翌4月には同協会の活動エリア内で、「Love 静岡 Day」と題したイベントを行ってもらい、静岡の観光情報等をPRしている。

両者は、こうした継続的な相互交流を続ける中、人口減少社会での賑わい創出や商店街における空き店舗対策など、共通の課題を抱える民間のまちづくり団体ならではの意見交換も定期的に行ってきた。

今回の覚書は、お互いの活動エリアの活性化とインバウンドを中心とした観光交流客の増加を目的に、まちづくり全般に関する情報交換、相互の文化・観光PR、双方の活動エリア間での連携イベント、その他目的達成のために必要な事項の4項目を連携内容としたもの。
日台の完全な民間まちづくり団体同士としては初の覚書締結となる。

なお、取り組みの第一弾では、静岡県内でのみ交通利用や電子マネーとして利用できるICカード「LuLuCa」のちびまる子ちゃんラッピング電車をデザインした限定バージョンを、台湾で500枚限定販売。
12月1日に購入の事前予約をWEB上で開始したところ、3日間で既に限定枚数を上回る予約があったという。