【ニュース】 神奈川県住宅供給公社、二宮団地でリノベーション住戸の入居受付を12月10日より開始、里山団地で「二宮スタイル」を提案 神奈川県二宮町

2016.12.06
神奈川県住宅供給公社(横浜市中区、猪股篤雄理事長)は、老朽化が進む二宮団地(神奈川県二宮町)でリノベーションが完了、12月10日より新プランでの入居申込受付・モデルルーム見学を開始する。
空家募集を積極的に推進する二宮団地再編プロジェクトの一環。

同団地は昭和40年代、空前の住宅ラッシュとともに相次いで建てられた郊外型のニュータウン。
87haの里山を造成し、1戸建てと中層住宅が混在したニュータウンが建設され、多くの若いファミリーが移り住んできたが、50年が経過した現在では、少子高齢化が急速に進み、空家も目立つようになってきたという。

こうした中、同公社では、地域や行政とともに「地域再生協議会」を結成、町のイメージを「さとやまタウン」「里山団地」としてとらえ、団地の内外に共同農園やコミュナルダイニングなどを整備してきた。
20161206神奈川県住宅供給公社

今回のリノベーションでは、単なる住宅の魅力アップだけではなく、地域企業との連携により、地域産材を活用したフローリング材などの商品開発を行い、里山のイメージを強く意識した。
また、イメージする住生活を自らつくる(選ぶ)新たな層を団地へ取り込むことで、地域を巻き込んだ取り組みの担い手にも成り得る人材を発掘し、地域課題の解決に繋げたいという。

具体的には、従来からの課題だった、洗濯機置場の設置や3点給湯の導入といった設備面での改修に加え、県内産木材をふんだんに使用した「さとやま」をイメージしたプランなど、新たに7つのプランを導入。
ライフスタイルに合わせたプランを選べるようにした。

オープンルームの開催日時は12月10日・11日の11時~15時(12日以降の内覧は予約制)。

二宮団地の所在地は神奈川県中郡二宮町百合が丘1丁目2番他(住居表示)、交通はJR東海道線「二宮」駅よりバス6分下車後徒歩1分など。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上4~5階建18棟。
竣工年月は昭和41年4月~昭和45年8月。
総戸数は580戸、専有面積は35.74㎡~37.30㎡。
月額家賃は2万9,900円~4万9,000円、月額共益費は4,000円。