【ニュース】 小田急電鉄、新型特急ロマンスカー「70000形」の製造を決定、2018年3月の営業運転開始を目指す 東京都新宿区
2016.10.21
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、山木利満社長)は、新型特急ロマンスカー「70000形」の製造を決定、2018年3月の営業運転開始を目指す。
同車両のコンセプトは、「箱根につづく時間(とき)を 優雅に走るロマンスカー」。
デザイン設計は、特急ロマンスカー・VSE(50000形)、MSE(60000形)に続き、岡部憲明アーキテクチャーネットワークが、EXEα(30000形リニューアル車)の設計とともにおこなう。
同車両では、ダイナミックな景色が堪能できる展望席を設置するほか、車両側面の窓には高さ1mの連続窓を採用することで、流れ行く沿線の四季折々の風景を存分に楽しむようにする。
あわせて、車両の左右の振動を抑制する装置を搭載するなど、居住性と乗り心地の向上も図るという。
また、増加する訪日外国人旅行者へは、スーツケースなどの大型荷物が収納できるスペースや、Wi-Fiによるインターネットへの接続環境の整備に加え、バリアフリーに配慮したユニバーサルデザインを採用するなど、多様な利用客のニーズに対応した設備を導入するとしている。
新型特急ロマンスカー「70000形」の編成は7両固定編成(ボギー車・編成長約142m)。
編成定員は400名(全席指定)。
製造両数は2編成14両。
車両完成は2017年11月予定、営業運転開始は2018年3月予定。
製造費用は約40億円(2編成合計)。