【ニュース】 ナイスなど、仮設商店街「伊里前福幸商店街」の移転新築工事を着工、建築家・隈研吾氏による設計 宮城県南三陸町
2016.10.20
ナイス株式会社(横浜市鶴見区、平田恒一郎社長)は10月19日、株式会社南三陸まちづくり未来(宮城県南三陸町、三浦洋昭社長)が推進する「伊里前福幸商店街」の移転新築工事に「ナイス・志津川・山庄特定建設共同企業体」の代表として参画、工事を着工した。
同商店街は、東日本大震災の津波で流出した伊里前商店街を存続させるため、地元商店主らによって2011年12月に開設された仮設商店街。
地元向けの商店が並ぶアットホームな商店街として、地元住民をはじめ観光客で連日賑わいを見せている。
今回の新築工事により、震災以前の場所に移転し、8事業者が出店を予定しているという。
今回の移転新築工事は、復興庁が認定する「南三陸町まちなか再生計画」の一環として計画されたもの。
地域の人々の生活を支える商材やサービスを提供、地域コミュニティーの中核的機能を担うほか、国道沿いの高いアクセス性を生かし、観光客も立ち寄りやすい市街地とすることを目指す。
全体の設計は、新国立競技場のデザインを手掛け、木を多彩に使用した建築で世界的に注目を集める建築家の隈研吾氏が担当した。
伊里前福幸商店街の所在地は宮城県本吉郡南三陸町歌津字伊里前
96番地1(震災以前の場所)。
着工は2016年10月19日、竣工は2017年4月末予定。
構造は木造・平屋建て、規模は1棟・672.79㎡。
建物の内外装には、南三陸産のスギを使用する予定。