【ニュース】 メデュアクトなど、雲南市の民宿と和菓子店で「事業承継プランニングツアー」を10月・11月に開催、後継ぎの人材確保へ 島根県雲南市
2016.09.28
株式会社メデュアクト(島根県雲南市、流石学代表)は、「事業承継プランニングツアー」の第1弾を10月22日~23日に、第2弾を11月26日~27日に開催する。
同ツアーは、地域ビジネスに興味のある人と、事業継承を検討している地元企業・事業者をマッチングし、事業計画まで一緒に作成する1泊2日のツアー。
協力は雲南市産業振興センター、雲南市ふるさと定住推進協議会。
雲南市では平成23年より、社会起業や地域貢献を志す若者の企画立案と実践をサポートする若手人材育成塾「幸雲南塾」を発足。
チャレンジに優しいまちを目指し、これまでに累積66名が参加、東京大学と連携したフィールド学習や、中山間地域での訪問看護のビジネスモデル化を目指すプロジェクト、地域の食材を使ったカフェを起業するなど、内外の若者による様々なチャレンジが行われている。
同市全体で、過去4年に86件の創業実績があるという。
一方で市内事業者の63%が後継となる人材確保に苦戦していることから、今回、事業継承問題についても取り組みを開始した。
第1弾のテーマは、築80年の古民家を再生した民宿兼ライダーハウ
ス。
同施設はオーナー夫婦が70代の時にオープンし、現在10年目となる。
オーナーが蕎麦や煮しめ(煮物)を振る舞い、地元の味と魅力を伝えてきた。
今回は、若い人の力でITやデザインを使って盛り上げてほしいとの相談があったことから、同企画に至ったという。
同ツアーでは、オーナーに直接、民宿経営の苦労点や創業時の想いを聞くことができるほか、民宿の営業許可や防火設備等についてのノウハウも学ぶことができるとしている。
第2弾のテーマは、地元を代表する和菓子を営む二代目の新たな挑
戦。
同店は、約80年続く和菓子屋で、雲南を代表する和菓子を手掛けながらも、近年は洋菓子も手掛けている。
現在雲南市と松江市に販売店舗を持ち、雲南市の店舗は古くからの商店街に面した立地。
ツアー当日は、菓子の製造工場、販売店舗を見学、和菓子屋の経営ノウハウや代々続くお菓子の味を守ることや顧客開拓について話してもらう予定だという。
申し込みは株式会社吉田ふるさと村観光事業部まで、問い合わせは雲南市産業振興センターまで。