【ニュース】 コミュニティ・ラボ、空き家の京町家をリノベーションした「工房付シェアスペース」を10月1日に開設、地域コミュニティとも交流 京都府京都市
2016.09.23
株式会社コミュニティ・ラボ(京都市中京区、田中和彦代表)は、築100年超の空き家となっていた京町家をリノベーション、工房付シェアスペース「N5.5(エヌゴウテンゴ)」(京都府下京区)を10月1日に開設する。
同施設は、モノづくりをする人向けのシェアスペースで、6~10人の入居を予定。
利用者は、2階の固定席と共用作業スペースに加え、コピー機・レーザーカッター・3Dプリンター等の機材を使用できる。
1階には工房とギャラリーを併設、イベントや作品展示に活用できるという。
同社では、京町家のオーナーからの打診を受け、1階部分をギャラリーとして開放し、地域住民が気軽に見学可能な今の形を提案した。
活用の要件は「地域のプラスになること」で、ゲストハウスなど、外部の人しか利用できない施設はNGだったという。
利用対象は、木工工芸や革細工などからテキスタイルデザインやCGクリエイターまで、アナログ・デジタルを問わずモノづくりをする人。
異なる分野で活動する人が横のつながりを持つことで、シナジー効果を狙う。
1階の工房は、デジタルファブリケーションを活用したモノづくりが評価され、「京信・地域の起業家大賞」で大賞を受賞した株式会社YOKOITO
(ヨコイト、京都市下京区、大谷太郎代表)が運営。
事業を拡大したい人に対しては、クラウドファンディング等の活動支援も視野に入れている。
また工房ではイベントの開催が可能で、ヨコイトやコミュニティ・ラボ主催のセミナー等を行う。
内容は、高度なモノづくりに関する技術を分かりやすく伝える教育プログラムや、地域住民も参加でき、利用者と地域住民の交流が図れるプログラムなどを予定しているという。
「N5.5(エヌゴウテンゴ)」の所在地は京都市下京区和泉町529、交通は京都市営地下鉄「五条」駅より徒歩2分、JR「京都」駅より徒歩12分など。
オープン初日の10月1日にはレセプションを実施する(参加無料・入退室自由)。