【ニュース】 JR東日本など、寝台特急「北斗星」の実車パーツを内装に再利用した宿泊施設を開発、訪日外国人旅行者向けのホステルとカプセルホテルを計画 東京都中央区

2016.09.07
JR東日本グループは、訪日外国人旅行者の多様な滞在スタイルに対応するため、低廉な価格で気軽に長期宿泊が可能な2つの宿泊施設を開発する。
急増している訪日外国人旅行者の多様なニーズに応えるため、グループ全体でインバウンド施策を推進している取り組みの一環。

2つの宿泊施設は、寝台特急「北斗星」の実車パーツを内装に再利用したホステル「Train Hostel 北斗星」(東京都中央区)と、新築の女性専用カプセルホテル「(仮称)神田カプセルホテル」(東京都千代田区)。
両施設では、訪日外国人旅行者の交流拠点として、東北地方を中心とした東日本各地の情報発信をすることで、各地への旅行需要喚起を行う。
20160907JR東日本グループ

「Train Hostel 北斗星」では、「旅の道中が楽しくなるホステル」を目指す。
運行廃止となった寝台特急「北斗星」の2段ベッドや個室寝台の一部実車パーツを内装に再利用し、限られたスペースで細部にまでこだわった寝台列車の空間づくりを取り入れる。
また、施設内に観光地の情報ブースを設け、東北地方を中心とした観光情報の提供を行い、「北斗星」による旅の疑似体験を通じてホステルを利用する訪日外国人旅行者を中心に東日本エリアへの旅行喚起を図るという。

「Train Hostel 北斗星」の所在地は東京都中央区日本橋馬喰町
1-10-12、交通は総武線快速「馬喰町」駅4番出入口直結。
敷地面積は106.52㎡、延床面積は693.97㎡。
構造・規模はSRC造・RC造、地上7階建(既存ビルを取得し、6階までを簡易宿所へ用途変更、改修工事を実施)。
工事期間は2016年7月19日~2016年11月30日。
宿泊人数は78ベッド(ドミトリー式2段ベッド、一部個室タイプ)。
宿泊料金は1泊2,500円~4,000円。
オープンは2016年12月中旬。

「(仮称)神田カプセルホテル」は、低価格であるが清潔感あるデザインで快適な睡眠空間を提供し、安心感のある女性専用のカプセルホテル。
訪日外国人旅行者だけでなくビジネスユースの利用も想定しているほか、今後旅行商品等と組み合せた販売も検討していく。

「(仮称)神田カプセルホテル」の所在地は東京都千代田区鍛冶町
2-16-51、交通は京浜東北線・山手線・中央本線「神田」駅より徒歩1分。
敷地面積は103.36㎡、延床面積は498.01㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上7階(JR東日本社有地の更地にビルを新築)。
工事期間は2016年9月~2017年6月。
宿泊人数は70ユニット。
宿泊料金の中心価格帯は5,000円程度を予定。
オープンは2017年7月(予定)。