【編集部取材】 富山県、特別体験プログラム「大人の遊び、33の富山旅。」を9月1日より開始、「日本橋とやま館」でも観光フェアを開催 富山県富山市
2016.08.30
富山県は、県内市町が連携し企画した特別体験プログラム「大人の遊び、33の富山旅。ハンドブックと巡る2016秋特別プログラム」を9月1日より開始する。
同プログラムは、2013年より年2回、秋と春に実施しているもの。
今回は県内14市町村で展開する。
合わせて同県の東京アンテナショップ「日本橋とやま館」(東京都中央
区)でも、観光フェア「大人の遊び、33の富山旅。in日本橋とやま館」を8月29日~9月25日に開催、初日となる8月29日には記者説明会と試食会が行われた。
同県では、2015年の北陸新幹線「長野」~「金沢」間開業により、来訪者が急増。
開業1年後の数値では、東北新幹線「八戸」~「新青森」間開業後の約
1.23倍、九州新幹線全線開業後の約1.65倍に対し、北陸新幹線「長野」~「金沢」間開業後は約3倍の年間約925万人(上越妙高~糸魚川間)に増加しているという。
8月29日の記者説明会では、富山県観光・地域振興局観光課主幹の荻浦明希子氏が同県の観光の現況について説明、次いで体験観光プログラム事務局プログラム開発プランナーの木股浩氏が今回のプログラムについて説明した。
同県は、深さ1,000mの富山湾と3,000m級の立山連峰が存在する
「高低差4,000mの世界」。
立山黒部アルペンルート、「天然の生簀」富山湾、世界遺産・五箇山集落などがあり、各社の調査等でも、同県の観光資源は高い評価が得られている。
しかし一方、北陸新幹線の開業により、来訪者は大幅に増加したものの、滞在時間が短く、また二次交通にも課題があったという。
こうした中、毎回好評となっている同体験プログラムでは、「大人の知的好奇心を満たす」をコンセプトに、33の多彩なメニューを展開。
バスを使って美術館を巡りながらオリジナルの「大人の塗り絵」を楽しむプログラム、古地図を片手に城下町を散歩するプログラム、ローカル線やレトロな駅舎や風景を巡るプログラムなどを設定した。
今後は旅行会社各社とタイアップした商品なども登場する予定だという。
試食会では、豊富な水や肥沃な大地の恵みをテーマとした「33富山旅 せいろ蒸し」が提供された。
同メニューは、「日本橋とやま館」内の和食レストラン「富山はま作」で、8月30日~9月11日に期間限定でランチタイムに提供されているもの。
同県の「食」では、ブリやホタルイカなどの海産物がよく知られているが、同メニューでは、たかはたポークやおやべ火ね鶏などの食肉、五箇山ぼべら(かぼちゃ)などの野菜類も多く盛り込まれている。
これらの食材は出荷量が少ないため、東京都内で味わえるのは貴重だという。
なお試食中は、高岡万葉大使の金丸晴紀子さん、射水おもてなし大使の宮脇夏樹さん、観光大使かみいちの来栖梨紗さんが登壇、それぞれの地域と同地域内の体験観光プログラムについてPRした。
プログラムの詳細は、公式サイト「大人の遊び、33の富山旅。」参照。
なお、2016年8月30日11時50分現在、最新の2016秋の特別体験プログラム情報の更新はなし。
プログラムの参考情報・ハンドブックの入手情報などを掲載。