【ニュース】 静岡市、日本初の「見える」発掘調査、駿府城跡天守台発掘調査を開始、徳川家康が過ごした駿府城の天守台発掘調査を毎日公開 静岡県静岡市
2016.08.12
静岡市は、徳川家康(1542~1616年)が晩年に築城した駿府城(静岡市葵区)の発掘調査を8月9日より開始した。
発掘調査・現場の様子を一般公開し、見学ルートから間近に観覧することができるという。
駿府城は家康が晩年に居城し、江戸とともに政治・経済の中心地だったが、家康の死後1635年に火災により焼失。
天守台の規模は、江戸城をしのぐ大きさといわれている。
家康没後400年にあたり、当時の天守台の全容を明らかにする初めての本格的な調査となる。
9月からは毎月第4土日に、観光ガイドの説明がある「駿府城散策コース」が設けられるほか、発掘現場内の情報館「きゃっしる」では、調査の速報展示や江戸時代の瓦などに触れることのできるスペースも設置する。
2017年からは希望すれば体験発掘もできる予定。
発掘作業は、8月中は祝日を除く月~金、9月からは毎月第4土日にも実施(雨天中止)。
発掘の実施期間は2020年3月まで。
実施場所は駿府城公園内(静岡市葵区駿府公園1-1)、交通はJR「静岡」駅より徒歩約15分。
問い合わせは、静岡市歴史文化課まで。