【ニュース】 京都丹後鉄道、食を体感する食堂列車「丹後くろまつ号」を7月より天橋立~西舞鶴間で運行、提供メニューも一新 京都府宮津市

2016.05.13
WILLER TRAINS株式会社(京都府宮津市、村瀬茂高代表)は、同社が運行する京都丹後鉄道(通称:丹鉄)で、「丹後くろまつ号」の運行ルートと提供メニューを7月より一新する。

「丹後くろまつ号」は2016年2月、食を通じて丹鉄沿線地域の魅力を発見する「FOOD EXPERIENCE」をコンセプトに生まれ変わった列車。
食堂列車「丹後くろまつ号」は、7月~9月の期間、天橋立(京都府宮津市)~西舞鶴(京都府舞鶴市)間を運行する。
同列車では、「スイーツコース」(5,500円)・「ランチコース」(9,500円)・「地酒コース」(6,500円)の3コースを設定した(予約は5月12日より開始)。

車内では、丹鉄沿線地域の特産品を使用した料理や地酒・伝統の和菓子店の特製スイーツが味わえるほか、丹後屈指の絶景の一つでもある由良川橋梁や奈具海岸の絶景など、丹鉄沿線地域ならではの食を移り変わる絶景と共に楽しめるという。
20160513ウィラートレインズ

「スイーツコース」(5,500円)では、10時22分天橋立発(紫小町、米粉シュークリーム、旬の純米ロール)、10時50分丹後由良着(チーズケーキのモンタニュ ブランシゥ)、11時12分丹後由良発、11時20分東雲着(抹茶アイスドリンク、くろまつ限定駅市の東雲マルシェ)、11時52分東雲発、12時02分西舞鶴着。

「ランチコース」(9,500円)では、12時24分西舞鶴発(丹後特製くろまつ号弁当)、13時30分丹後由良着(由良オリーブ茶、北前船資料館とくろまつ限定物産店、日程限定で海水を使った足湯)、14時15分丹後由良発、14時51分天橋立着(智恵の餅四軒茶屋1店舗で使える限定クーポン配布)。

「地酒コース」(6,500円)は、15時22分天橋立発(酒粕アイスの「黒岡アイス」)、15時50分丹後由良着(ハクレイ酒造で酒造見学と試飲体験)、17時02分丹後由良発(ソムリエ考案の9升弁当をそれぞれに合う地酒と共に試食)、18時01分西舞鶴着。
なお、お酒の提供を含むため、20歳以上の利用客限定。

今回は、創業から180年を超えるハクレイ酒蔵での酒蔵見学と試飲体験や、北前船資料館の見学、地元の人々による物産展やおもてなしなどもコースに設定。
食だけではなく歴史や文化・風土を含めた丹鉄沿線地域の魅力を体感できるイベントも企画した。

また、日本三景「天橋立」と、ユネスコ記憶遺産に登録された舞鶴引揚記念館や舞鶴赤レンガパークなど、歴史や文化を感じることのできる観光施設が点在する「西舞鶴」を結ぶことで、食や体験を楽しみながら丹鉄沿線地域内を移動することができ、より多くの魅力ある土地を知ってもらうことができるという。

今回の区間の運行でも、ただ食を楽しむだけではなく、丹鉄沿線地域の魅力を体感してもらうことを通じて、より多くの人々を丹鉄沿線地域に誘致することを目指す。

全コース共通の設定期間は7月~9月。
運行日は、個人・定期が7月~9月の金・土・日・祝、団体・貸切が7月~9月の月木(一部日程除く)。
予約は5月12日より開始している。