【ニュース】 阪神電気鉄道とオリックス自動車、鉄道とカーシェアで連携、阪神各駅にカーシェア設置 大阪府大阪市
2016.04.26
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、藤原崇起社長)とオリックス自動車株式会社(東京都港区、亀井克信社長)は4月25日、阪神沿線での交通利便性の向上(フィーダー輸送の拡充)を目的に業務提携、阪神電鉄各駅へのカーシェアリング車両の設置を推進すると発表した。
同取組みは、阪神沿線の目的の場所までの移動の際、最寄り駅までは鉄道で、当該駅から目的地まではカーシェアを利用するという選択肢を提供し、駅からの交通手段を一層充実させようとするもの。
最寄り駅までは鉄道を利用することで、渋滞回避などによる移動時間の可視化や効率化、観光・レジャー等での利便性向上を図るとともに、地域の環境負荷低減を推進、沿線の活性化に貢献するとしている。
両社は今後、5月1日より両社が連携した取組みを開始、5月9日~7月31日の期間は連携を記念したキャンペーンも実施する。
カーシェア拠点の設置と普及促進に向けた告知等を行い、鉄道利用の促進とカーシェア会員の増加を共に図ってくという。
カーシェア拠点の整備状況については、4月25日現在、阪神線(本線・武庫川線・阪神なんば線・神戸高速線)の20駅周辺で、合計25か所のカーシェア拠点を設置済。
今後は、阪神電鉄の高架下等も活用し、阪神線全51駅のうち、特急・急行停車駅を中心に、30駅以上に拠点の拡大を図る予定としている。