【ニュース】 近畿大学建築学部の学生サークル、長屋再生プロジェクトで1階サロン部分の内覧会を4月23日・24日に開催 大阪府東大阪市

2016.04.19
近畿大学建築学部(大阪府東大阪市)の建築研究会(学生サークル、部員119名)は、同研究会が取り組んでいる「長瀬近大通り長屋再生プロジェクト」で、完成した1階サロン部分の内覧会を4月23日・24日に開催する。

同プロジェクトは、同大学の最寄駅となる近鉄大阪線「長瀬」駅前にある昭和5年(1930年)築の長屋を、地域交流拠点としてリノベーションするもの。
老朽化する長屋の活用について、オーナーから同大学建築学部の寺川政司准教授に打診があったことが発端となった。
その後、寺川准教授が顧問を務める建築研究会の学生と検討を進める中で、長屋を地域交流拠点にリノベーションする案を東大阪市に提案、東大阪市地域まちづくり活動助成金に採択されたという。
20160419近畿大学

長屋は2階建てで、東側1階はイベントスペース付きの交流サロン、西側1階と2階には学生用住宅を計画。
学生たちは、地域住民や地元企業との意見交換を実施、イベントスペースを備えた交流サロンとすることを考え、リノベーションを行った。

リノベーション後も学生が中心となって運営し、地域活性化に貢献するとしている。
学生が利用方法も考慮して長屋の再生を設計することで、実践的な建築を学ぶという。

今回は、1階の交流サロン部分のリノベーションが完了したことを受け、内覧会を実施する。
今後は、5月末完成を目指し、第2期工事として住宅部分の工事を学生が行う予定だという。

内覧会の開催日時は4月23日・24日の10時~12時と13時~18時。
場所は大阪府東大阪市菱屋西1丁目東大阪長瀬郵便局南側。
一般の入場可能(入場無料、申込不要)。