【ニュース】 星野リゾート、長門市より長門湯本温泉街の活性化マスタープラン策定業務を受託、温泉旅館ブランド「界」進出へ 山口県長門市
2016.04.14
株式会社星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路代表)は4月13日、長門市より長門湯本温泉街(山口県長門市)の活性化を目的にしたマスタープラン策定業務を受託したと発表した。
同マスタープランは、同市が実施する「長門湯本温泉まちづくり計画(仮称)」の一環。
具体的には、旧堂上福永旅館と旧白木屋旅館跡地エリアを中心に、宿泊者だけでなく、日帰り観光客もそぞろ歩きができる「魅力的な温泉街」に必要な機能や要素の検討や、それらの配置計画を行う。
なお同社では、プラン策定を進めると同時に、同まちづくり計画のもう一つの施策として、温泉旅館ブランド「界」の進出を予定しているという。
同社ではプラン策定にあたり、2016年1月29日に開催した第1回の意見交換会で、地元旅館組合や地元住民から意見を聴取。
長門湯本温泉の歴史背景や文化の成り立ち、音信川(おとずれがわ)を中心とした自然や地形などを考察し、潜在的な魅力を把握した。
今後は、長門湯本温泉の核となる施設を検討、温泉街そぞろ歩きの回遊経路や、回遊に必要な施設などをふまえ、長門湯本温泉の活性化を目指していきたいとしている。
また、同まちづくり計画では、美しい渓流の景観に接するホテル跡地に宿泊施設を誘致する計画があり、同市と協議を進めていく中で、同社が全国の温泉地で展開する温泉旅館ブランド「界」を進出する計画が持ち上がったという。
なお今後のスケジュールは、4月25日に長門湯本温泉マスタープラン中間報告会、6月下旬に長門湯本温泉マスタープラン最終報告会を予定している。