【ニュース】 野村不動産、高機能型物流施設「(仮称)Landport 高槻」を着工、Landportシリーズ関西圏第1号案件 大阪府高槻市
2016.04.08
野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)は4月7日、高槻市で開発計画を進めてきた「(仮称)Landport 高槻」を着工したと発表した。
同施設は、Landportシリーズとして開発する全国13棟目の高機能型物流センター。
関西圏では第1号案件となる。
敷地規模・施設規模とも過去最大で、同社のフラッグシップ案件として事業を推進していくとしている。
同社によると、関西圏での高機能型物流施設の新規供給は、大阪港など湾岸部エリアを中心となっており、高槻市を含む内陸部エリアの大規模物流用地は希少性が高いという。
一方、東日本大震災以降高まりつつあるBCP対応ニーズや、従業員雇用確保の観点からも、内陸部での施設需要は一層高まっているとしている。
今回着工した同施設では、全館LED照明・シャワーブースの設置等、
LEED認証の基準を満たす環境性能としたほか、株式会社日本政策投資銀行が開発した評価システムの「DBJ Green Building 認証」でも最高ランクを取得予定。
また「CASBEE 大阪」の「Aランク」の取得も目指しており、環境負荷低減を強化した施設計画を実施する。
商業店舗区画の配置やカフェテリア設置により、施設内従業員への労働環境にも配慮した。
なお、新名神高速道路の建設に伴い、同施設から約6.5kmの場所に
「(仮称)高槻IC」の開設が予定されており、今後は名神高速道路の渋滞緩和に伴う配送時間の短縮や、配送ルートの多様化などが図られるとしている。
「(仮称)Landport 高槻」の計画所在地は大阪府高槻市芝生町一丁目52-2。
敷地面積は3万5,276.27㎡、延床面積は8万8,416.44㎡。
構造・規模は柱RC+梁S造(免震構造)・地上5階。
完成予定は2017年6月末(予定)。