【ニュース】 久喜市、自治体PR動画史上初の1,000人超えで一発撮り制作した作品を一般公開、タケカワユキヒデ氏の曲をカヴァー 埼玉県久喜市
2016.04.08
埼玉県久喜市シティプロモーション課はこのほど、約1,000人の市民と一緒に一発撮りで制作したPR動画「ワンカットワンクッキー」を一般公開した。
同市の持つ魅力を国内外に発信することが目的。
同プロジェクトは「久喜市で一丸となって、一発撮りを成功させよう!」というコンセプトから、「ワンカットワンクッキー」と名付けられた。
自治体PR動画史上最大規模となる、1,038人で一発撮りに挑んだ、同市による渾身の4分17秒の映像だとしている。
「一発撮り(ワンカット)」とは、最初から最後まで1台のカメラで止めずに撮影する手法で、カメラの位置や場所が最後まで切り替わることなく、人間の目線のように描かれる手法。
どこか一箇所でもタイミングを間違えてしまうと最初からやり直しという、過酷な撮影手法でもあるという。
同プロジェクトでは、4分17秒のために、準備期間6ヶ月を費やした。
まず「外から見た久喜市」を表現するため、他県在住のアイドルユニット「N☆RNiR(ノニエル)」の鶴巻星奈さんを主演に抜擢。
2015年7月より、鶴巻星奈さんが、同市出身で話題の公務員ランナー・川内優輝選手をはじめ、同市を代表する観光地やイベントなどへ出向き、「ワンカットワンクッキー」への協力要請を行いながら、同市のレポートを続けた。
同市の職員らも連日市内を奔走し、市内の学校や団体・ショッピングモールなどに連日声掛けを実施。
撮影当日は、1,038人もの市民が結集し、全員で練習を行い一発撮り撮影へ挑んだという。
曲は、ゴダイゴのタケカワユキヒデ氏が2010年に作詞・作曲した同市のテーマ曲「笑顔のまち永遠なれ」を、鶴巻星奈さんが所属するユニット「N☆RNiR(ノニエル)」がバンドアレンジでカヴァーしたものを使用。
振り付けは、2015年Google都道府県別検索ランキングで3位にランクインした「埼玉ポーズ」考案者である、ダンサーMakiさんが担当。
振り付けには埼玉ポーズも盛り込まれ、自治体PR動画で埼玉ポーズが登場するのは今回が初めてとなる。
一発撮りのため、どこか一箇所でもタイミングを間違えてしまうと最初からやり直しという過酷な環境下で、「壁ドン」「アゴクイ」など、様々な演出も盛り込んだほか、ラストシーンで全員集合させるために、冒頭に出演していた人達も、撮影途中に裏口から急いで回り、合流するといった策を強行。
ラストシーンは、カメラマンがそのまま高所作業車に乗り込み、撮影を行ったという。
「壁ドン、アゴクイ、埼玉ポーズ」、ラストシーンは全員集合し「みんなでダンス!」全員が協力しあって完成させた瞬間とした。