【ニュース】 町田市と東急電鉄、「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」で協定を締結、都市基盤・都市公園・商業施設・都市型住宅などを一体的に再整備 東京都町田市
2016.03.01
町田市と東京急行電鉄株式会社(東京都渋谷区、野本弘文社長)は2月29日、「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」を官民共同で推進することに合意、協定を締結した。
両者はこれまで、同市が2015年6月に策定した「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針」の実現と、東急田園都市線「南町田」駅周辺地区の将来にわたる持続的な発展を目指し、共同で検討を進めてきた。
同プロジェクトは、東急田園都市線「南町田」駅周辺に位置する鶴間公園・鶴間第二スポーツ広場とグランベリーモールを中心とした地区で、官民が連携・共同し、地区の都市基盤・都市公園・商業施設・都市型住宅などを一体的に再整備するというもの。
郊外住宅地の魅力を再構築するため、「新しい暮らしの拠点」を創り出していくという。
計画では、鉄道駅近接に都市公園と商業施設が隣接するまちの資源を最大限に生かし、自然とにぎわいが融合した、全国でも例のない魅力的な拠点空間を創出。
あわせて、高齢化や人口減少の動向を見据え、新たな住民の流入や地域の住み替えサイクルにより、バランスのとれた人口構成の維持を図
る。
また、地区内の道路の再配置と安全に安心して利用できる歩行者ネットワークの整備により、高齢者や子育て世代まで、幅広く地域住民・来訪者の利便性を高めるとともに、雨水調整池を整備・拡充することで境川の内水氾らん対策も実施、地域の防災機能の強化も図るとしている。
両者は今後、土地区画整理事業、歩行者ネットワーク整備事業、鶴間公園・融合ゾーン魅力創出事業など、展開する各種事業の実施に向け、計画検討や法定手続などを本格化する予定。
土地区画整理事業による都市基盤の整備を今年秋に着手し、その後、鶴間公園やにぎわいの融合ゾーン、商業施設などの整備工事を並行して進め、2019年度のまちびらきを目指す。
また東急電鉄は、新しい商業施設の再開発にあたり、2017年2月中旬を目途にグランベリーモールを一時閉店する。