【ニュース】 大井川鐵道、3月12日にダイヤ改正、「普通電車、昼間約4時間空白」を改善 静岡県島田市

2016.02.25
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、前田忍社長)は、3月12日より大井川本線(「金谷」~「千頭」間、39.5km)でダイヤ改正を実施する。

新ダイヤは、昨年9月からの新経営体制で発足した社内プロジェクトの活動により決定した。
今回の新ダイヤは最終的な改正に先立つもので、現行ダイヤの「普通電車、昼間約4時間空白」を改善し、地域公共交通や観光路線として利用客の利便性向上を図るとしている。

3月12日以降は、「金谷」~「千頭」間で普通電車の運転本数を現行の8往復から9往復へと増発。
増発する下り列車は、金谷発12時19分・千頭着13時31分で、現行の昼間約4時間の空白を改善する。
SL列車に乗り遅れても、千頭・寸又峡・接岨峡など「奥大井観光」での旅程選択肢が拡大するほか、通院や買い物帰りの便としての利用も想定した。
一方、上り列車は千頭発10時49分・金谷着12時10分で、地域の人々が外出しやすくなるほか、寸又峡温泉や接岨峡温泉での宿泊時、金谷方面への帰り便としての利便性が高まるとしている。

なお、社内プロジェクトは今後も継続し、改めて地域の人々からの意見や要望を収集した上で、最適な運行ダイヤの検討を続けていくという。