【ニュース】 近畿日本鉄道、「大阪阿部野橋」駅~「吉野」駅間の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」を9月10日より運行 奈良県吉野町

2016.02.18
近畿日本鉄道株式会社(大阪市天王寺区、和田林道宜社長)は2月17日、南大阪線・吉野線の「大阪阿部野橋」駅~「吉野」駅間で計画中の観光特急の名称を「青の交響曲(シンフォニー)」とし、今年9月10日より運行すると発表した。
運行日は週6日で、1日4便・2往復の予定。

南大阪線・吉野線は、「あべのハルカス」が立地する「大阪阿部野橋」駅と、桜の名所吉野山の玄関口「吉野」駅を結ぶ路線。
沿線には、日本遺産「明日香村」、世界遺産「金峯山寺」、「みたらい渓谷・洞川温泉」や、ワイナリー・地酒蔵元・フルーツの名産品など、様々な観光資源を有する。
20160218近畿日本鉄道

同列車のコンセプトは「ゆったりとした時間を楽しむ、上質な大人旅へ」。

車両は3両1編成で、定員は65名(全席座席指定、全車禁煙)、一般車両(6200系)を改造する。
外装には落ち着いた濃紺色にゴールドのラインをあしらい、車両前面や側面にはエンブレムなど特別な装飾を施す。

座席は全て2列+1列で幅広のデラックスシートを使用、テーブルを備えた「サロン席(3~4人用)」「ツイン席(2人用)」も設置する。
座席の一部には、地元の吉野地域の竹材を使用するという。

また、ラウンジ車両には革張りのソファを配置、大型のバーカウンターも設置し、専属のアテンダントが地元の特産品を活用したスイーツやワイン・地酒・ハイボールなどを販売するとしている。